前回、ヨガの腹式呼吸がセックスの時の感度を高めることができるとお伝えしました。
詳しくは、こちら「女性なら知っておきたい、セックスの真実?自分の力を引き出す秘訣とは??(前半)」をご覧ください。
あなたは、セックスのエネルギーも芸術のエネルギーも源泉は同じということをご存じですか。
このことは、ヨガの教えで説明されています。
■セックスのエネルギーと芸術のエネルギーも源泉は同じ
私たち人間の命の素となる創造エネルギーが、地上でこの肉体という身体をまとった時、体内にある一ヵ所にコンパクトにまとめておしこめられました。
それは、背骨の末端の尾てい骨周辺に、まるで3回半とぐろを巻いたような蛇のような形で眠っているのです。
このエネルギーは、クンダリーニと呼ばれています。
マグマのようなクンダリーニのうずきにも似た感覚につきうごかされて、私たちは性行をしたり、なにか建設的なプロジェクトを実行したり、芸術作品を創造するのです。
つまり、セックスのエネルギーも芸術のエネルギーも源泉は同じなのです。
このことからも性エネルギーの自己管理術を心得ておくことが大切だということがわかるでしょう。
そのためには、7つの主要なチャクラについての基礎知識が役に立ちます。
尾てい骨から頭頂まで、身体の中心にそって並んでいる7つのチャクラは、それぞれ私たちの人生の違った部分を担当しています。
■7つの主要のチャクラ
第1チャクラは、尾てい骨周辺、会陰部にあり、生存本能、生殖のための性、大地とのつながりをつかさどっています。
第2チャクラは、へそ下の丹田、仙骨、性腺にあり、所属欲求、五つ器官(目、耳、鼻、舌、皮膚)の肉体的快楽、人間的な性欲、情欲をつかさどります。
第3チャクラは、へそ下の太陽神経そう、膵臓にあり、熱と力の源、感情、力の感覚(自他への支配欲求)です。
第4チャクラは、胸の中央、心臓の神経そう、胸腺にあり、人類愛(見返りを求めず分けへだてなく与える愛)をつかさどっています。
第5チャクラは、のど、甲状腺にあり、独自の言葉を語る表現力、論理的、科学的知性をつかさどります。
第6チャクラは、眉間、脳下垂体にあり、直観力、霊的知恵、ビジョンを視る力です。
第7チャクラは、頭頂、松果体にあり、高次元とのつながりをつかさどっています。
これがわかっていると、性エネルギー、つまり、創造エネルギーが、自分の中で低次元から高次元まで七変化するもの、という感覚がつかめるでしょう。
たとえば、性欲をつかさどる第2チャクラは下半身にありますが、実は、その衝動の奥にある本質的なものは「人と関わりたい欲求」なのです。
なので、その意識が下半身にだけ、たまらなくなれば良いのです。
恋愛感情なしに他者のために身体をつかって尽くすようなボランティア的な行動を心がけていると、性への衝動がおさまってきます。
欲求が隣人愛の座である第3のチャクラ、心臓、ハートのチャクラまでのぼってくるためです。
性のエネルギーを心臓を通じて、第5のチャクラ、自分の言葉を語るチャクラまで高めるのに有効な手としては、歌を歌うという手もあります。
いかがでしたか。
性エネルギーには、とても強い力があるとは思いませんか。
なんだかうまくいかないな、と思うときは、性エネルギー感じてみて、それを変化させてみては、いかがでしょうか。