腹部膨満感で苦しくなりおならが出ず強烈な下腹部痛に襲われることがある、1週間近く排便が無いのは当たり前で排便があっても便が硬めで残便感がありスッキリ感が得られない、お腹が出てしまいゴム仕様のボトムスしか穿けないなど、辛い便秘の悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。便秘の症状があるということは、腸内環境が乱れているということです。大腸のバリア機能の低下や悪玉菌の増殖に伴う腸内フローラの乱れなどが腸内環境悪化につながり、ひいては便秘を引き起こします。便秘はお腹の調子が悪くなるだけではなく、大腸疾患のリスクファクターになったり体臭や口臭がきつくなったり肌が荒れたり免疫力が落ちたり太りやすくなったりなどの問題もつきまといますので、早めに対策を行って健やかな腸内環境へと導きましょう。具体的な対策方法についてですが、バリア機能を向上させるための酪酸菌や善玉菌を増やすための乳酸菌をサプリや医薬品やヨーグルトで摂取する、便を柔らかくする作用を持つマグネシウムを意識的に摂る、消化されない状態で大腸まで行き届き水分と合わさって便量を増やし排便を促す働きをする不溶性食物繊維を摂り水をたくさん飲む、腸の蠕動を活発にさせるためにマッサージやストレッチやランニングや腹筋などをして大腸に刺激を与えるなどがあります。便秘になると便秘薬や下剤に頼ってしまいがちですが、その対策方法では根本からの問題解決には至りません。食生活の改善やマッサージや運動で問題の根本にアプローチしましょう。