一日の疲れを癒すお風呂タイムを、より心地よい時間に変えてくれるアイテムとして「バスソルト」が注目されています。バスソルトとは入浴剤の代わりに使える塩のことで、さまざまなミネラルをたっぷり含んだ岩塩や死海の塩などの他、ドライハーブやエッセンシャルオイルなどで香り付けされたタイプなど数多くの種類があります。お風呂に浸かるだけでも体温は上がりますが、塩分を含むお湯は体に熱を伝えやすくなるという性質があり、しかも塩分によって体に薄く膜が作られるため湯冷めしにくくなることが魅力です。たくさん汗をかくことで新陳代謝のアップや美肌効果も期待できる他、塩の中に含まれるマグネシウムによる保湿効果で肌もすべすべになるという効能もあります。そのためダイエット中や肌に元気がないときにバスソルトのお風呂はおすすめで、正しい使い方は浴槽一杯分のお湯に規定の分量のバスソルトを入れてよく溶かし、水分補給をしながら浸かる時間は10~20分に抑えることがポイントです。ただし、たくさん汗をかきたいからと多めに入れてしまうのは厳禁です。濃度を濃くしすぎてしまうと汗をかくどころか逆に脱水を招いてしまったり、肌や粘膜を傷つけてしまうこともあります。市販されているバスソルトには浴槽のサイズに合った分量が明記されているため、きちんと測って使用することが大切です。また、バスソルトを入れたお湯で追い炊きをしてしまうと、風呂釜や配管に悪影響を及ぼすこともあります。追い炊きの使用は避け、入浴後は浴槽の水洗いをするようにしましょう。