いそがしい生活に追われ、
会社と家との往復の中、
フとした瞬間に感じることがあります。
「どうしてわたしは生きているんだろう?」
「生きている意味は何なのだろう?」
「このまま独りで年をとって死ぬのだろうか」
無性に空しくなり涙が出てくる
そんな虚無感に襲われることってあるでしょう。
自分とは何なのか、何者なのか
自分なのに自分が分からない…
ヨガが多くの女性に支持をされているのは
決して氣持ちいいからだけではなく、
自分とは何なのかを向き合いたい、
そんな想いもあるからだと思います。
ヨガは、アーユルヴェーダの中の
健康法の一部になります。
アーユルヴェーダとはインドの総合医学
のことであり、医学とはあっても
呼吸法や瞑想法と幅が広いものです。
では、なぜ呼吸や瞑想、ヨガをするのでしょうか?
■「今、わたしが、ここに生きる」を体感する
アーユルヴェーダの真骨頂は
「今、わたしが、ここに生きる」
これを体感することです。
それを体感する具体的な練習法として
呼吸や瞑想、ヨガをするのです。
■今だけを生きているようで、今を生きていない。
人間は、脳の中でも大脳新皮質(だいのうしんひしつ)
が発達しています。
この合理的に分析する部分のおかげで、
時間や空間といった概念を持つことができます。
この世に生まれた喜びを感じると共に
それは疲労の原因にもなるのです。
時間という概念は、過去の出来事を思い出しては悔やむこともし、
過去の経験から未来を想像しては不安を募らせています。
1日中過去と未来を行ったり来たりしながら
あなたは今を生きているようで、あなたの意識は
「今」だけを生きているわけではありません。
「今」だけを生きていないことは
別に悪いことではありません。
過去を思い出して感謝することもできますし、
まだ見ぬ未来に期待を寄せることも可能です。
「今」をどう体感するのか…
それはまた次回にお送りいたします。