人の気持ちが理解できるようになる、とっておきの呼吸法

■人の気持ちが理解できるようになる、とっておきの呼吸法

 
「人の気持ちがもっと理解できる人になりたい」
そう思ったことはありませんか?
 

家族や友達、職場での人間関係がどうもうまくいかなくて、
大きなストレスを抱えてしまう人は多いようです。

なんで、自分の思いが相手に伝わらないんだろう?
なんで、相手の気持ちが理解できないんだろう??

相手がなにを思っているか、なにを望んでいるか理解ができずに、

人の気持ちがわからない私は、
もしかしたら、心が冷たい人間なんだろうか、

そんな風に自分を責めてしまったことはありませんか?

相手のことを理解するためには、
「理解」が感覚としてわからなければ、
いくら頭で考えても難しいのです。
 

その感覚を掴むために
一番体感しやすくて、効果もわかりやすいのが、
ヨガでもおなじみの「呼吸法」です。
 

■呼吸とコミュニケーションの密接な関係

ヨガでの呼吸は「自分の呼吸に意識を向ける」ということをしていきますが、

呼吸をコミュニケーションに活用する場合は
「相手の呼吸に意識を向ける」ということをしてみてください。

よく相性がいい人同士のことを

「息がピッタリ」とか、
「あうんの呼吸」とか

なんて表現するように、
コミュニケーションと呼吸は密接な関係があります。

たとえば、ちょっと想像してみてください。

頭の回転が早く、早口で呼吸も早いAさんと、
優しくておっとりしていて、呼吸もゆっくりなBさんが
四六時中一緒に過ごしたらどうなると思いますか?

おそらく、せっかちなAさんは、Bさんのゆったりしたペースにイライラし、
そんなAさんに、Bさんはビクビクしながら過ごすという状況が目に浮かびます。

でも、ここでもし、
AさんがBさんの呼吸にあわせてみると、
どうなると思いますか?
 

ゆっくりした呼吸で早口に話すことはできません。
ゆっくりした呼吸で急ぐことはできません。

そして、ゆっくりした呼吸でイライラすることもできないんです!

そう、呼吸を変えると、感情が変わるのです!

すると、Aさんは、Bさんのペースが自然と受け入れられるようになっていきます。

ただ呼吸を変えただけで!すごいでしょ!

だから、
「相手に共感してもらいたければ、まずは自分が相手の呼吸のペースに合わせる」
ということをやってみてほしいと思います。

これを意識してみると、
自分がどんな人のどんなところを苦手に思うのか、
ということにも気がつくかもしれません。

まずは相手の呼吸のペースに注意を払って、
相手に合わせてみてください。

すると、だんだんと自分の気持ちも自然と整うようになってきたり、
相手の立場に立つ、ということの意味も
自然とカラダで感じることができるようになります。

そうすれば、きっと相手はあなたに安心感を抱いて、
自然と心を開いてくれるようになります。

そして、相手の気持ちを理解することが
できるようになっていくのです。

「呼吸を合わせる」ということが、
最初はつかみにくく、難しいかもしれません。

その場合は、「相手の話すスピードに合わせる」
ということを意識するとうまくいきますよ!

人は誰かにわかってほしくて、
誰かとわかりあいたくて生きています。

あなたが誰かの呼吸に合わせるだけで
大切な人とわかりあえるきっかけになるかもしれません。

ぜひやってみてくださいね!