顔にあるシミはたった一つあるだけでもかなり目立ってしまいます。なんとかしてシミを消したいけれど、どのような方法があるのか分からないという人もいるでしょう。そこで自力でシミ取りをする方法と、医療機関でシミ取りしてもらう方法を確認しておきましょう。まずは正しいスキンケアを行うことが大切です。シミを消すためには丁寧な洗顔が欠かせません。たっぷりの泡で優しく汚れを落とすことがポイントであり、力の入れ過ぎには注意が必要です。肌が傷付くとターンオーバーの乱れに繋がってしまうのです。洗顔をした後は保湿ケアもしっかり行いましょう。肌の乾燥もターンオーバーが乱れる原因となります。1~2週間に1回程度のピーリングを行うという方法もおすすめです。ピーリングには古い角質を落とし、メラニンの排出をサポートするという効果があります。また、ハイドロキノンを配合した化粧品もシミに有効とされています。できてしまったシミを消したいという場合、シミに効果的な食べ物を食べるという方法もあります。ビタミンAやビタミンC、ビタミンEといった栄養素には、肌のターンオーバーを促進するという働きがあります。それによってメラニン色素の排出をサポートしてくれるということです。ビタミンAが豊富な食材としては、ニンジンやブロッコリーといったものがあります。ビタミンCならレモンやパプリカを食べれば良いですし、ビタミンEはアーモンドやピーナッツなどに含まれています。シミ取りのためには、生活習慣の見直しも有効です。適度な運動をすることや十分な睡眠時間を確保すること、ゆったりと湯船に浸かることなどを意識しましょう。また、好きなことをする時間を作るというのもおすすめです。
顔のしみとり 手術
一般的にしみは皮膚内で作られるメラニンという色素が沈着したもので、顔にできるものとしては老人性色素斑や肝斑、そばかすと呼ばれる雀卵斑やADM後天性真皮メラノサイトーシスなどさまざまな種類があります。しみとり治療にはレーザーを使用した手術が基本で、肌に負担がかかるのではないかと心配になるかもしれませんが、しみとりレーザーで使用する光の波長はしみができている異常な細胞のみを破壊するため、正常な細胞を傷つけることはないので安心です。しみとりレーザー治療はしみやホクロなどのメラニンのみに反応し、この熱によってメラニンを破壊します。照射後は黒っぽいカサブタのようになりますが1週間ほどで自然にはがれおちます。しみとり手術を行うメリットとしては、レーザー熱の刺激により真皮層にある幹細胞が活性化することから、肌の弾力物質であるコラーゲンやエラスチンなどが生成されることにあります。つまり、しみが取れることだけでなく、ハリのある若々しい肌へと導く総合的な美肌施術となっています。また、レーザー治療はしみが気になる部分にスポット的に照射していき、ゴムで弾かれたような痛みを伴うことがあります。レーザーで焼いた跡は肌が火傷をしている状態と同じであるため若干の痛みがありますが、ほとんどの人が我慢できる程度の痛みで、ずっと痛みが続くわけではなく数時間で痛みは消えていきます。痛みの感じ方には個人差があるため、心配な場合は医師に申し出ると麻酔をしてから施術を受けることをおすすめします。手術後は処方された薬をしばらく塗り続けるのと同時に、紫外線カットをすることが大切です。保湿を欠かさず行い、日焼け止めクリームをつけて日差しに注意するようにしましょう。