アンチエイジングのしくみを考える上で、1番重要になってくるのが保湿です。まず年齢とともにお肌のコラーゲンは減少してしまいます。このコラーゲンはお肌の細胞同士をつなぎとめる役割がありますので、減少する事で細胞がすかすかになり保水力も低下します。保水力が低下すれば化粧水を使っても上手く浸透してくれず、乾燥肌になるわけですが、子の乾燥こそがあらゆる肌トラブルを引き起こす原因となります。
乾燥すればシワができたり、バリア機能の低下も起こりますので紫外線の影響もうけやすくなります。紫外線を浴びる事で、お肌のメラノサイトという部分が刺激されてメラニン色素が分泌されます。このメラニン色素はシミの原因となりますが、ターンオーバーという肌サイクルが正常に行われていれば、古い角質とともにはがれおちていきます。年齢を重ねたりストレスや生活習慣の乱れなどで、サイクルに異常がおこるとメラニン色素も蓄積されてシミとなってしまうのです。
乾燥することで肌ダメージを受けやすくなり、さらにターンオーバーの乱れでシミが出来るという悪循環がおこりますので、それに対応すべくまずは保湿を重点的に行います。保湿ではヒアルロン酸というお肌の奥の方まで浸透してくれる成分の入った化粧品を使ったり、ヘパリン類似物質を含むクリームを使うと有効です。
さらにターンオーバーの観点から言いまうと、プラセンタで新陳代謝を活性化させたり、ビタミンやリコピンなどの栄養素も摂取いていく事で内側からも働きかける事が出来ます。今プラセンタは非常に注目されており、美容皮膚科などでは手軽に注射で受ける事も出来ます。サプリメントなども出ていますが、サプリメントは動物の胎盤から抽出された成分ですのでヒトプラセンタの方を求めるのであれば注射です。
その他美容皮膚科や美容外科では、根本的にアンチエイジングするためのレーザーやフラッシュ、物理的に行うリフトアップなどの方法もあります。