ほうれい線が生じ進行していく際には
真皮層が有しているコラーゲンの質の変化と減少から始まり、
以後下層部に位置している表情筋が縮まりつつ
脂肪組織の構造の悪化という段階を踏みながら
深いほうれい線へ変化していきます。
人間の皮膚には
表皮と真皮、皮下組織の3つの組織により構成されており
中間部に位置している真皮層には
エラスチンやコラーゲンが存在しているのですが、
エラスチンやコラーゲンは年齢が高くなっていくほど減少します。
タンパク質のコラーゲンは真皮層にて
繊維状で存在し繋ぎ目にエラスチンが存在するという位置関係であり
2つの成分によって網目が生み出されているが故に
内部からハリが感じられる肌になるものの
網目を形成している2つの成分が減少すると
内部から押し返すようにハリを維持する事ができなくなるため、
ほうれい線の原因になります。
また、真皮層の下部に位置している表情筋が縮まる事も
ほうれい線の原因になり、
表情筋は身体の筋肉と同様に年齢が高まるほど
強度や柔軟性を失うのは事実ですが、
若い方でも無意識的にほうれい線の原因に
繋がるような表情をする癖がある場合は、
癖になっている表情が原因となり
若い頃からほうれい線が目立ちやすくなります。
そして、美しくなるためには
ダイエットに注力し痩せたスリムになった方が良いと考え
ダイエットに励む方が少なくないですが、
著しく体重の増減が行われると脂肪組織に負担が生じてしまうため、
生じた負担がほうれい線の原因に繋がります。
こうした身体の変化がほうれい線の原因になる事例の他に、
日々の生活の中にある些細な出来事もほうれい線の原因になり、
特に強い太陽光を浴びると同時に多くの紫外線も吸収するので、
紫外線によって肌が乾燥しほうれい線が濃くなります。
加えて、今日では1日の中で長時間にわたり
使用し続けている方が多いスマートフォンもほうれい線の原因であり、
スマートフォンを使用する際の
うつむきがちな姿勢がほうれい線を進行させるので、
できるだけ上方向に持ち上げて使用し
うつむきがちにならないようにしましょう。