以前、成長ホルモンがアンチエイジングに効果があるとお伝えしました。
詳しくは、こちら「美容液よりも効く!運動の美肌効果!」をご覧ください。
その成長ホルモンが週1回9分の運動で分泌されるとしたら、あなたは、どう思いますか。
■道具を使わない筋トレ「スロートレーニング」
筋トレとは、一言でいうと無酸素運動のことです。
今回は通常イメージするキツイ無酸素運動ではなく、ケガのリスクも少なく、重い道具を使うこともないスロートレーニング、略してスロトレをご紹介します。
スロートレーニングとは、文字通り「ゆっくりした動作」で行うトレーニングです。
たとえば「3秒で上げ、1秒静止、3秒で下げ」、「3秒で上げ、1秒静止、5秒で下げ」など、動作をゆっくり丁寧に行うのが特徴的です。
原理的には加圧トレーニングに近く、筋肉への血流を制限して筋肉に大きな負荷がかかっていると錯覚させることで筋肉の成長をうながすトレーニングです。
加圧トレーニングの場合は、ベルトで血流を制限させるため、締め具合の調節などの安全性と効果の最大化においては専門家の指導・サポートが必要となります。
しかし、スロートレーニングの場合は、ゆっくり動作することで筋肉への継続的な緊張状態を作り出し、自分の肉体のみで血流を制限することができます。
なので、道具も必要ありません。
スロートレーニングの重要な点は、正しいフォーム、ゆっくりとした動作、ノンロックの3点です。
この3点が確保されたとき、スロートレーニングの効果は最大になります。
ちなみに、ノンロックとは、運動中に負荷がかかっている状態を保ち、筋肉に休みを与えない方法のことです。
■スロートレーニングの具体的方法
それでは、スロートレーニングの具体的方法をお伝えします。
最初は、スロートレーニング式スクワットです。
中腰の姿勢から上半身をゆっくり上に持ち上げ、スタート位置に戻すのを10回、2セット行いましょう。
次に、スロートレーニング式腹筋です。
まずは、床に座って両足をのばし、両手をお尻のわき辺りの床につけましょう。
のばしていた両足を上に軽く持ち上げて、ひざを胸にくっつけるようにゆっくりと曲げ、前方に伸ばすという動作をくり返します。
その際、なるべく脚のかかとが床につかないようにすると、より効果的です。
この一連の運動を週1回9分行うことで、成長ホルモンがあふれ出てきます。
そして、成長ホルモンの分泌が最も多い22時~2時の間は睡眠しておくと、さらに成長ホルモンの分泌がさかんになるでしょう。
この筋トレ程度では、女性は筋肉隆々になるということはありませんので、どうか、ご安心くださいね。
以前、ご紹介したいつまでも走り続けられるランニング方法30分週3回と一緒にスロートレーニング9分週1回を3ヶ月~4ヶ月続けることで、基本の身体を作ることができ、本格的なフィットネスも始めることができます。
いつまでも走り続けられるランニング方法は、こちら「もっと早く知りたかった?ランニングが気持ちよくなる秘訣とは??」をご覧ください。
いかがでしたか。
通常は、成長ホルモンを分泌されるために、通常15分~20分しなければならない運動もスロートレーニングですと、週1回9分ですむとなると、魅力的ではありませんか。
若返りたいと思ったときは、ゆっくり運動をしてみては、いかがでしょうか。
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