■ゴルフ上達の近道は、「今の自分の最適」を知る!
女性がゴルフをはじめると、いろいろ親切に教えてくれる人が現れます。
ひとりで練習場にいくと、プロのレッスン並にコーチしようとしてくれる、
親切(or おせっかい?)な人が現れたり、
旦那さまや彼、男友達など、男性と一緒に練習に行ったときも、
いろいろ教えてくれたりすると思います。
やれ、スイングがどうとか、姿勢がどうとか、
もっとこうしたらよくなる、とか。
この人からは「こうだ」と言われて、
あの人からは「ああだ」と言われてしまった。
「フォームの変なクセは早めに直した方がいいよ!」
「フォームにこだわらず、自分が打ちやすいのが一番だよ!」
「力を抜いて!」
「最後まで振り切れ!」
いろんな理論を言う人がいて、言うことが全然違ったりして、
「いったいどれが正解なの?」
と、アドバイスを受ければ受けるほど、ますます混乱してしまう…。
そんな経験をしたことがある、という人は多いと思います。
実は、このアドバイスは全部正解であり、全部不正解でもあります。
■ あの人の最適と、私の最適は違う
人が教えてくれることは、「その人がやって上手くいった方法」ということなので、
その人にとっては「正解」です。
でも、その方法があなたにとってベストでなければ、それは「不正解」になります。
大抵、素人が人にアドバイスするときには、
「いま自分が取り組んでいること」を無意識に人に教えようとする傾向があります。
なぜなら、自分が気になっているところだから、
ついつい他人を見てもその部分ばかり気になって見えてしまうから。
相手の現在の状況や、その人の目標など、一切関係なく、
「自分がやって上手くいった方法」や「自分が取り組んでいること」を
そのまま他人にも同じように教えようとしてしまうのです。
これは人間の脳が、自分がフォーカスしていることをとらえようとする働きがあるので、
無意識でそうなってしまうのは、脳の構造上、致し方ないことなんですね。
その一方で、
プロからのレッスンの場合は、その人の現在の状況やその人の目標によって、
今最適なことを判断して、教えてくれるわけです。
だから人によって言うことや教えることが違います。
すると、あなたに教えることと、彼や旦那さんに教えることが真逆だったりします。
それは「その人にとっての最適」を考えているから、そうなるわけです。
やっぱり当然ながら、お金を払うアドバイスと、タダのアドバイスは違うんですね。
ですから、ゴルフが上達するための近道は、
「素人からのアドバイスは無視する」がよいようです(笑)
もし頼んでいないアドバイスがやってきたときは、
みなさん、よかれと思っていってくれているので、
ぜひ笑顔で「ありがとうございます!今、プロのコーチについてレッスンしてますので!!」
とサラッとかわしてみてください。(笑)
また、プロに教えてもらったことでも、徐々に上達していくと、状況は変わってくるので、
一度教えてもらったことがすべてというわけでもない、ということも覚えておきましょう。
大切なのは、その教えが「今のあなた」に最適かどうか、ただそれだけなのです。
ですから、「今のあなた」には必要のないことでも、「未来のあなた」には必要なこともあります。
今の正解がずっと正解で、今の不正解がずっと不正解ということはありません。
状況は変わっていくものであり、自分も常に変化しているということを理解していないと、
ひとつのやり方にこだわってしまい、自分で進化を止めてしまうことになります。
これはゴルフ以外でも結構やってしまいがちで、
「今までやってきた、このやり方こそが正しい」とか、
「過去にこれでうまくいったから、これが絶対正しい」とか、
無意識に決めつけてしまっていることってないですか?
もし今が上手くいっていないとしたら、
これまでのやり方にこだわることを手放して、
新しいことにチャレンジする勇気がいいかもしれませんし、
過去に捨てたやり方が「今のあなた」に必要かもしれません。
いずれにしても大切なことは、
今の自分の状況を知り、そして自分で何を選ぶのか?ということ。
「どれが正しいか?」よりも「今の自分にはなにが必要か」
という視点で物事をみてみると、いろんなことが変わってくるかもしれません。
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