前回、フルマラソンにおける30kmの壁の原因の一つについて、お伝えしました。
くわしくは、こちら「ここまで来たら、何するの?女性ランナーのレース当日の過ごし方とは?3」をご覧ください。
あなたは、他に30kmの壁の原因について、ご存じですか。
実は、あと2つ考えられるのです。
■自分にあったペース配分
大事なのは、自分にあったペース配分です。
たとえば、スタート直後、まだ足が温まってない状態でペースを上げると、脚への負担が大きいのです。
そして、ありがちなのは周りの声援で気分が盛り上がってしまい、冷静に自分の状態を見極めることが出来なくなってしまうのです。
ほとんどの場合、自分は好調だと勘違いしてしまい、ペースが上がってしまいます。
フルマラソンでは、レースの早い段階から疲労物質の乳酸が血液中に蓄積してしまうのです。
前半にペースを上げ過ぎると、レース後半大幅にペースダウンしてしまうケースが多く見受けられます。
理想的なペース配分は、こちらをご覧ください。
参考元URL http://matome.naver.jp/
このように、上手にペース配分していきましょう。
■一番多い原因はエネルギー切れ
この原因が一番、30kmの壁をしめるといっても過言ではないでしょう。
フルマラソンでは、自分が思う以上にカロリーを消費しています。
消費カロリーの算出方法は、下記の通りです。
・体重 × 走行距離(Km) = 消費カロリー
たとえば、50kgの体重の女性がフルマラソン(42.195km)を走った場合、消費カロリーは約2100kcalとなります。
運動などをするときには、血糖だけではエネルギーが足りなくなってしまうのです。
そのため、かわりにエネルギーとなる糖質は肝臓、および筋肉中にグリコーゲンとして貯蔵されています。
蓄積されている糖質によるエネルギー源はわずかに1500~2000kcalです。
そのため、レース中は、お腹がすいているかどうかではなく、意識してエネルギーを補給するように心がけましょう。
いかがでしたか。
最初のフルマラソンは、タイムというよりは、せめて完走したい、というのが本音ではないでしょうか。
まずはレース前に、どんな栄養補給の仕方があるのか、調べてみるところから始めてみては、いかがでしょうか。
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