脚が太くなる原因

モデルのように細い脚が理想でも、脚が太くなる原因は「脂肪」「筋肉」「むくみ」が考えられます。脚が太くなったというと、一般的には「脂肪」を疑います。もちろん運動不足や無理なダイエットによる代謝の低下、偏った食事などによってエネルギーの消費量よりも摂取量が上回れば、体に脂肪が蓄積されていくので脚が太くなる原因のひとつではあります。しかし、それが全てではありません。

栄養バランスの整った食事そして適度な運動を続けても脚が太くなっているならば、「筋肉」が原因の筋肉太りです。運動をして脂肪は燃焼されていく一方で、脚の筋肉は鍛えられていきます。特に瞬発力を生み出す速筋は鍛えているときには筋トレや短距離走などをやればやるほど太くなります。それに対してマラソンや水泳など時間をかけて力を発揮する遅筋は鍛えても細さは変わりません。つまり、痩せるためにどんな運動をしていたかが、筋肉太りになるかを左右します。

あと筋肉太りでも、脂肪のために太く見えることがあります。運動をして筋肉が鍛えられていく中で、ところどころ脂肪も取り込まれていきます。筋肉と脂肪は絡み合い同じ組織のように変化していきます。すると取り込まれた脂肪は徐々に筋肉のように固まっていき、筋肉太りを加速させます。

そして「むくみ」は、排出されるはずの水分が脚に残っている状態です。「むくみ」がどんな時に起きるのかと言うと、ポンプの役割を果たす筋肉の量が少ないために、水分を排出する血液やリンパ液の流れが滞るときです。女性は男性に比べて筋肉量が少ないですから、運動しなければすぐにむくんでしまいます。

食事によっても「むくみ」がでることがあります。体内の水分量は塩分とカリウムのバランスによって調整されています。カリウムが不足すると水分の排出が少なくなりますから、食事をするときにはじゃがいもやかぼちゃなどカリウムを多く含んだ食べ物を積極的に食べなければいけません。