食べている=取れているのではない。

食べ物が消化され、
小腸から栄養素が吸収されます。

この時に、TCAサイクルという
代謝経路を通過します。

車でいうエンジンのような
ものです。

小腸から取り込まれた栄養素が
この回路に入り、酵素と結びついた
時に起こる化学反応でエネルギーを
作っています。

ややこしいですが、
食べている=エネルギーになる
のではないのです。

■飽食だけど慢性疲労

小さい頃は、たくさん食べないと
大きくなれないよ!元気になれないよ!

なんて言われたこともあったと思います。

でも、エネルギーを得るためには
幾重にもプロセスがあるので、
どこかに問題があるからエネルギーに
ならずに疲れてしまうのです。

さて、食事を取って、
エンジン(TCAサイクル)を
回そう…!

こうなっても、エンジンを回すには
「鍵」が必要ですよね。

ここで鍵になるのは、
酵素と補酵素です。

食べ物から酵素と言う形のまま
取り入れることができません。

酵素は次の機会に触れるとして、
補酵素とはビタミン、ミネラル
になります。

補酵素は酵素の働きを助けることで
様々な生命維持活動に携わっています。

車は鍵がなくては走らないように
補酵素がなくてはエネルギーを
満足に得ることはできません。

補酵素の多くは体内で作り出すことが
できないため、食べ物から得るしかありません。

そのためには、補酵素を豊富に含む
野菜や果物を食べる必要があります。

野菜中心の生活だから
食べている!!

と思っても、加工の段階で損なわれる
ことが多いので、食べている=取れている
のではありません。

切れない包丁で切るだけでも
栄養素は損なわれます。

調理器具にも気を使いましょうね。